小説ですよ


中から無理やりこじ開けるように
城門がメキメキと音を立てて
亀裂が入り
次の瞬間・・・
ドーン!!という轟音と共に
城門であった門が勢いよく壊され
中から1体の大きな巨人が出てきた
頭は牛で手には大きな人間よりも大きいのではないかと思われる
巨大な斧を手にしており
狭い門をくぐり城門の前に立ち塞がる
それを見た耶魔斗は
「グレーターミノタウロス・・・
 本来なら忘れられた島に居る筈だが
 ベレスが召喚したってことか・・・」
とぽつりと言うと
クレアが全員に提案を出した
「ここで時間を食ってる暇はないでしょ
 ここはアタシと耶魔斗と琥那美であいつを引き受けるから
 姫さんとKissiとサリさんは先へ行くんだ」
それを聞いた楓華は
「え〜・・・3人を危険な目には合わせたくないよ
 皆で倒してすすん・・・」
「分かった、ここは3人に任せる
 危なくなったらすぐに逃げてくれよ」
とKissiが楓華が言い終わる前に言った
楓華は何か言いたそうだったがもー!と言って頬を
膨らませていたが了解した
サリンジャーも頷き了解し
耶魔斗と琥那美も任せろ・任せてと言って了解した


クレアが先陣をきってグレーターミノタウロスに向かって行くと
グレーターミノタウロスがその手に持つ巨大な斧を振り下ろす
斧がクレアに当たる瞬間
耶魔斗は斧を持つ手を狙いサンバーストを唱え
琥那美はグレーターミノタウロスの目を狙って矢を撃つ
それでも勢いが止まらない斧を
クレアはグレートアクスで受け止める
ぐっ・・・と顔をしかめたクレアだが何とかその攻撃を受け止める
すると耶魔斗が
「今です!3人とも早く場内へ!!!」
それを聞いた楓華・Kissi・サリンジャーは速やかに場内にいった
それを確認したクレア・耶魔斗・琥那美は
一旦体勢を取ろうと間合いを取る為に下がろうとするが
グレーターミノタウロスが斧を受け止めてるクレアを
斧を再び振りかぶるために手を振り上げた瞬間に
クレアを蹴り飛ばす
咄嗟に盾で防いだものの
クレアは数十Mほど吹き飛ばされ
ゲホゲホっと咳込んだ
耶魔斗と琥那美はクレアの元に近寄り
グレーターミノタウロスもじわりじわりこちらに向かって歩いてきた